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45年目の朝に
父母の写真の前に立つ。 お香に火をつけて、お鈴を鳴らし、手を合わせる。 Braunの小さな黒い時計。電池カバーは無いままに、黄色い秒針は真下を指したままに。 目を閉じる。 わたしのなかに、時計の1秒、また1秒が響く。(秒針動かずとも時計は動いている) 彼らはもういなくとも、時計は時を刻んでいる。 45年目の時が重なる。ただ一拍一拍の今。 ふたりの抱擁。 並んだ母の手帳。手が伸びる、2013年。 そして今日の日付へ。 わたしの生まれた時の、母の想いがそこにあった。 ありがとう、記録をつけていてくれて。 1981年の想いが、2013年の母に蘇って、2026年、こうして娘の心に届く。 生きているということ、いとかなし。 哀し、悲し、愛し。 まるごとぜんぶ。 その姿は、愛。 今が最高です。 それは、きっと、これからもずっと。 いのち、つづくかぎり。 …もしかしたら、そのあとはもっと。

miwo
9月21日


「ポータル」- 旅路の風景
誰かのニーズに応えることで、お金を頂き、食べていく、という人生を送ってきた。 デザインで、アートディレクションで、ファシリテーションで、スタッフで。 会社に勤める時代は二年、フリーランスはもう長いけど、 そのどちらも、「誰かのニーズに応える」、この根底は変わらない。 もっと遡る。 そこに立っているのは、子どものわたし。 周囲には、大きな人たち。 父母、祖父母、叔母。先生たち。 みんなみんなに、褒めてもらいたかった。 自分が生きていくことを可能にする人々。保護者たち。 そんな彼らに、 褒められるように。 えらいねと、すごいねと、さすがだねと、 そうやって、愛してもらえるように。 回るフィードバックループ。 これしたら褒められる。 こうだったら褒められる。 褒められる条件。 愛されるわたしの条件。 回るフィードバックループ。 ぐるぐる回って、ほらもう、見分けがつかない。 Own skin のように。 「細胞は約7年で入れ替わる」 であらば、それはいつかわたしの皮膚となって。 一体化。 融合。 境がわからない。 確かに、そんな道を歩んできたんだ。 Th

miwo
3月10日
ムネモシュネの湖から水を飲む
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