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45年目の朝に

9月21日
読了時間: 1分

父母の写真の前に立つ。

お香に火をつけて、お鈴を鳴らし、手を合わせる。

Braunの小さな黒い時計。電池カバーは無いままに、黄色い秒針は真下を指したままに。

目を閉じる。

わたしのなかに、時計の1秒、また1秒が響く。(秒針動かずとも時計は動いている)

彼らはもういなくとも、時計は時を刻んでいる。

45年目の時が重なる。ただ一拍一拍の今。

ふたりの抱擁。


並んだ母の手帳。手が伸びる、2013年。

そして今日の日付へ。


わたしの生まれた時の、母の想いがそこにあった。



ありがとう、記録をつけていてくれて。

1981年の想いが、2013年の母に蘇って、2026年、こうして娘の心に届く。


生きているということ、いとかなし。

哀し、悲し、愛し。

まるごとぜんぶ。

その姿は、愛。


今が最高です。


それは、きっと、これからもずっと。

いのち、つづくかぎり。

…もしかしたら、そのあとはもっと。

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