ガラスケースのなかで / In the Glass Case
更新日:9月21日
月はセーラームーンで
自然はトトロだった
人間社会に生まれ育つ
平らな地球
ガラスケースのなかで
「世界」は社会で
彼女は世界が怖かった
ガラスケースのなか
空はたしかに美しく
夢中で雲撮るインスタントカメラ
写真を愛でる ことなんかなくて
雑木林で用水に遊ぶ
落ち葉のベッド
煮干しでザリガニを釣る
小さな白い富士はもう見えない
砂利石のコロッケ
泥のクッキー 太陽で焼く
股を泳ぐアオダイショウ
ザリガニ溢れた水槽は やがて緑の苔の箱
「世界」は社会だった
「世界」がこわかった
あるがままで なんて言葉 知らなかった
その空気は、seriousness
ちゃんと、しっかり、真面目にね
真剣に、努力して、頑張ってね
出来る、イケてる、さすがだね
ガラスケースのなか
開け放した縁側
かかることない鍵
風はたしかに通り抜ける
裸足の暮らし
母に触れていたくて
父の背中が好きだった
駅に降り立った友は
ゴムの匂いがすると言った
世界は社会だった
戦後拓かれた区画整理
生命に保険
畑は四角にカットして分譲の地
見上げる君は菩薩の微笑み
先祖の墓は彼方
新たに建てようも墓地は満室
トトロの青い波 sunshine
死が そのナタを振りかざして
ガラスケースの外をさす
光の波打ち際
黒砂に白波の軌跡
沈み込む砂は足跡
水平の線に
永遠のときが止まる
ここは地球
分離の手ではどうして描けよう
The Wholeness
波が 海が 月が 地球が 宇宙
ガラスケースは氷の四角
黒砂に白波の軌跡
沈み込む砂は足跡
水平の線に
永遠のときが止まる
死を幾重に重ねて
The Wholeness
四角は光の露と消え
Sing and dance
Holographic world を舞う
いつかあそんだ
ガラスケースのなかで
楽曲(YouTube)
詩として現れたのは、2025年9月7日。妹のバースデイの朝だった。
その頃、Suno、というAIで音楽生成できるアプリのメジャーバージョンアップがあった。
触ってみると、いよいよ閾値を超えた=思ったものが作れる、と感じ、ちょこちょこ触ってみて、10月、この2バージョンが出来上がった。
本当は、自分で歌いたい。
(MVのイメージすらすでにある)
が、さすがに、誰かに聴いてもらうレベルにはない。ということで、合うボイトレを探している。一年くらいかけて、自分で歌えるようになれたらと思っている。
その生成クオリティには感激感謝している。
が、まだ、「愛でる」が「あいでる」、「雑木林」が「ざっきXXX」などと、正確に発音されておらず、聞き取りにくいところが散見される。散聴?
修正も試みたけど、結果、心が折れた。から、半年が経った。その間に、家族や友人にはタイミングで聴いてもらったりして、彼らには背中を押してもらった。1番ラインは基盤を固めないとだめなんです。
そしてようやく、勇気を出して、そのまま出すことにした。半年のときを経て。
詩を読んだひと、曲として聴いたひとの内に、なにか良きものが灯ると良いなと願いながら。




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